龍勝花坪自然保護区

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観光スポット紹介

 龍勝花坪自然保護区は桂林から70km離れた龍勝県と臨桂県の県境にあり、総面積は延べ15133ヘクタール、広西チワン族自治区指折りの大自然の生態を守る保護区です。1978年、国務院により、中国全土41の保護区の一つに指定されました。
 海抜約1200~1600m の高さにある花坪保護区は、豊かなで暖かな気候と雨水も多く、自然環境に恵まれ、植物の成長が早い上、原生林も昔のままの状態で保護されています。中国の典型的な亜熱帯常緑広葉林に属する原生林であると言われています。そのことから、「緑の王国」「植物王国」「動物の楽園」と呼ばれています。さらにその景観から「南国の滝の里」と称されています。

うっそうと生い茂る大木が多く、その間に絡まる蔓性植物が錯綜しているだけでなく、珍しい花々も数え切れないほどあります。その中で最も有名な植物が「生きた化石」と呼ばれた銀杉(銀もみ)です。今まで、世界で見つかった銀杉は、花坪自然保護区も含め1040本の銀モミが見つかり、数も多い上、木の丈も高く、最も高いので21mもあると実地調査で判明しました。これらの銀モミの大半は山の険しい崖と細い脊梁に生え、その厳しい自然環境に適応する生命力の強さに驚かされます。このほか、絶滅の危機が叫ばれる植物として、中国福建省柏、ススキ、赤松、華南五葉松、ヘンリー、セコイヤ、アカメガシワなどが挙げられます。
 龍勝花坪保護区は「花の王国」とも呼ばれ、年中様々な花が咲いて、止まることはありません。春は、迎春花、桜、椿、桐、桃の花、躑躅などが咲き乱れます。夏は、南天、百合、スカイズラなどが次第に咲き始めます。秋は、野菊、木犀、夾竹桃、紫陽花が咲き誇ります。冬になると、蠟梅、山枇杷、油茶の木などが冬の寒さに耐えながら、力強く咲いています。特に「花の王様」と呼ばれた躑躅の花は10種類以上もあり、保護区の一大家族と称えられ、それまでの植物の資料には記載されていないので、見つけた人の名前が命名されます。毎年、春先になり、一足先に咲く紫色の躑躅が開花の号令を発するように、赤、黄色、そして白というふうに開花のローテーションを持っています。これらの躑躅の花が満開の時期になると、かすかな炎が灯るように保護区の山一面に花が広がり、どこからともなく漂ってくる景観が春から夏にかけての保護区のライトモチーフを奏でるのです。

 龍勝花坪保護区には115種の動物が生息し、国家二級の保護動物として、山椒魚、紅腹角雉、黄腹角雉がいます。また国家三級の保護動物として、鬣羚、ジャコウジカ、アカゲザル、白鷺、穿山甲(蟻食い)、錦鶏鳥などが数えられています。この外に、猛獣である華南タイガー、金銭豹、ハクビシン、梅花鹿、山羊、熊、イノシシ、野兎、太陽鳥など60種も生息しています。
 毎年の5~6月の雨季になると、保護区内の5,6か所では壮観さが極まった滝が流れるようになります。そして、保護区の最高峰である蔚青嶺に登り、運がよければ、ブロッケン現象が見えるかも知りません。
 総じて言えば、龍勝花坪保護区は科学考察的や観光にとっても貴重な場所で、桂林市の観光エリアの重要なポイントとして、現在も益々その価値が認められています。